瑞雲寺だより(第7号)
2月1日、うるう年には法事をしてはいけないの?
その理由には、こんな「迷信」が隠されていたのです!
うるう年(閏年)には法事をしてはいけないとか、仏壇は買うべきでないとか、墓石は建てない、などとする言い伝えがあります。これは九州地方から出た言い伝えで、むかし九州のある藩主が、閏年には仏壇の購入を禁止するという布令を出したことから生まれた「迷信」とされています。
旧暦による閏年では一年は13ヶ月(平年の12ヶ月プラス閏月の1ヶ月)となります。ところが、閏年だからといって藩主が家臣に与える禄高は変わりません。どうしても節約をせまられます。閏年には仏壇の購入をするなという布令は、家臣たちの生活の苦しさをやわらげるための苦肉の策であったのです。
これが、いまに伝わって、うるう年(閏年)には法事をしてはいけないとか、仏壇は買うべきでないとか、墓石は建てない、などとする言い伝えとなったというわけです。
本年(平成16年、西暦2004年)は、新暦のうるう年(閏年)です。周知のとおり、新暦の閏年では、二月が一日だけ増えるだけですし、上記のような理由からも、『うるう年(閏年)には法事をしてはいけないとか、仏壇は買うべきでないとか、墓石は建てない、などとする言い伝えは誤り』だということが理解されるでしょう。迷信とされることも、その由来をたどりますと、なかなか面白い話がありますが、現代の私たちの生活とは関係のないものが少なくないこともわかります。
(参考:『仏事の基礎知識』藤井正雄著 講談社)
ところで、閏年はオリンピックが開催される年でもあります。今年の大会の開催地はギリシャのアテネです。変な迷信に迷わされることなく、日本の選手団の健闘をおおいに神仏に祈願したいものです。
うるう年(閏年)には法事をしてはいけないとか、仏壇は買うべきでないとか、墓石は建てない、などとする言い伝えは誤りです。
2月3日、節分(豆まき)

2月15日、釈尊涅槃会
