ホイホイ石は二つあった!
ホイホイ石は二つあった!

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前、紹介した大張のホイホイ石の他に、同じ名前の石が西根にあることがわかりました。

伊具郡誌・西根のページによりますと

「ホイホイ石 高倉下道にあり高さ四丈周囲十五丈あり。」

一丈は十尺。一尺約30センチと考えますと、高さが12メートル、周囲45メートルの堂々たる巨石になります。これだけ大きければ、有名なはずなのにホイホイ石という名前を聞いたことがありません。一体どこにあるのでしょうか?

この写真は大張のホイホイ石。当初この石が、西根のホイホイ石だと思っていましたが高さも周囲も伊具郡誌のものとは一致せず全く別な石であることがわかりました。

大張とは別のホイホイ石の正体は・・・
西根の方とお話する機会があり、石のことで話題になりました。

私    「西根に大きな石はありますか?」
Aさん  「大きな石といえばホイホイ石だな」
私    「ホイホイ石は、大張にありますよ」
Aさん  「大張じゃなくて、権現堂のある道の頂上にある大きな石だ」
私    「それは笠島の立石のことですか?」
Aさん  「そうだ」

とおっしゃっており、ホイホイ石の正体は以前当HPで紹介したことのある笠島の立石でした。伊具郡誌に書かれてあるサイズとほぼ一致することで間違い無いことを確信しました。

※ご参考までに「みどころ訪ね歩き」のP62にも「笠島立石(ホイホイ石)」とあります。

なぜ笠島の立石のことをホイホイ石と呼ばれていたのか質問してみましたが、全くわからないとのことでした。まるもりの伝説によりますと「ホイホイ石のある場所(大張)は、村の若い男女の逢引の場所で、先に来た方がホーイホイホーイホイ」と声を掛ける習わしがあった。」と書いてあることから考えてみても笠島の立石は、地域の人々の待ち合わせ場所であった可能性は大いにあります。
以前、笠島の立石を見学した時、立石と書かれたバス停の看板があったのですが、乗る人が少ない為か、いつの間にか無くなってしまいました。いずれにしても、大きな石というのは、待ち合わせ場所に最適だったと思われます。
笠島の立石は道の頂上にあるためとてもわかりやすい所にあります。
大張と西根のホイホイ石に共通すること
大張のホイホイ石の割れ目。これは刀で斬られた跡と伝えられています。
西根のホイホイ石(笠島の立石)にも斜めの線があります(割れ目ではない)
最後に
寛保3年(1743年)の道しるべ。「右 白石、左 大倉村」と彫られています。

ここから大蔵村(大張)までそんなに遠くないことから考えてみても、笠島の立石でもホーイホイと声を掛けていた慣習があったと考えられます。車や電気などが当たり前になった今、暗い待ち合わせ場所でホーイホイと声を掛ける慣習は過去のものとなってしまいました。現在はホイホイ石という名前でその当時を偲ぶことが出来ます。
いうわけで、笠島の立石はホイホイ石と呼ばれていたことがわかりました。
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