立石 日本一の道祖神 丸森町羽入地区
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丸
森町の天然記念物である立石、文化財に登録されたのは昭和41年10月5日。
丸森の文化財第1集
によりますと
「由来 丸森町の中心街から東南東約2kmの山の中腹にそびえ立ち、その高さ12.5m、周囲25mの大石である。その昔、
安倍貞任
(1050ころ)が石上に立ったと言い伝えられるほど、以前から人々に注目されてきたものである。
この巨大な石に対して、人々が何か信仰の対象にしたとも考えられ、石のまわりに、弥生式土器の破片や年代不明の貨幣などが発見されている。
現況 丸森町羽入東の峰上にある柱状花崗岩である。
巨大な岩石のため、筆甫街道上滝に至るまで、見る場所によってその姿を変え異様な感じを人々に与えている。」
また
丸森町文化財事典
では
「この石は花崗岩で、この近くには、この石ほどではないが、それでも高さ数mの大石が散在している。しかしその成因などについてはわかっていない。
この石のまわりから、弥生式土器片や土師器片が出土したといわれるが、本格的調査はされていない。」
伊具郡東根丸森村 風土記御用書出
によれば
「一 立石 高サ拾丈餘 廻リ九丈三尺 右ニ付由来相知不申候事」
と昔から名石として知られていましたが由来はわからなかったようです。
伊具郷土創刊号
によりますと
「丸森町の東、鍋つる山にそびえる立石は、周囲32メートル、高さ13メートル、重さ約1800トンもあり地方民の信仰の対象であったと考えられる。古老の話によると山頂の羽山神社の前庭がこの広場で、春秋の祭の前夜、天狗が踊ったとの話も残っている」
天狗が立石の周りで踊ったというのは、なんだか親しみを感じます。
この立石、土器片が出てきたり、八雲神社の奥宮であったり、羽山神社の前庭であったりと古代人における信仰の対象になっていたというのはまず間違いないでしょう。
立石にはこんな伝説が伝えられています。
「羽山と立石 昔、羽山と立石は大空を貫くほどの大石であったという。
お互いに勢力争いを始め、ついには火だるまの猛げんかになってしまった。
南の石(立石)と北の石(羽山)の火花を散らすさまは、遠くの里から見ても、夜でも昼のように明るく、まるで雷がなっているようにすごかったという。
この猛げんかは何日間か続いたが、とうとう羽山の大石が負けて、半分くらいが金山の方に飛ばされてしまった。
怒った羽山の大石は、最後の力を振り絞り、火の玉となって立石に体当たりをした。
立石の一部は東の方を削り取られ、山の下の方へうなり声を上げながら飛んで行った。
今も泉屋敷の下、内川の川底に残っている。ここに飛ばされてからも、悔しさのあまりうなり散らしているので、土地の人々はうなり石と呼んでいる。
その後、残された羽山と立石には、羽山大権現が祀られ、作神様としてふもとの人々から信仰されるようになった。」(丸森町文化財辞典より)
小・中学生の頃は、嫌なことがあると立石へ行ってよく丸森の風景をながめていました。高校生の頃は安倍貞任のマネをして立石へ登る計画を立てました。
今はありませんが立石の近くに松の木が2、3本ありロープに括りつけて反対側から登ろうと思いましたがあまりの高さに怖くてやめてしまいました。
そんな思い出のある立石を紹介したいと思います。
立石の麓
やっぱり立石に行くのは冬に限りますね。
立石の下の祭壇石もはっきりと確認することが出来ます。
いつも車で通る時に思うのが、立石に対する祭壇石が賽銭箱のように見えるのは私だけでしょうか?
応永二十二年(1415)に笠間氏が創建したという八雲神社。右後方に小さく見える立石は、この神社のご神体あるいは奥宮と言われています。
八雲神社は建速須佐之男命を祭神とする古い神社で、以前は牛頭天王(通称お天王さん)と呼ばれていました。明治三年に現在の名称に改められました。
境内の石碑。
庚申塔、巳待供養塔、丸森特有の一代塔が見られます。
境内の銀杏の大木。
1キロほど北西にある、宮城県指定の天然記念物の「大銀杏」とは夫婦であると言われています。多分こちらが♀でしょう。
庄吉観音の由来がある大銀杏。こちらの銀杏は実がならないというので♂だと思います。
立石よりそんなに遠い所ではないので見学することをお薦めします。
大銀杏については違うページで紹介したいと思います。
立石への道のり
羽入集会所を目印に山に向かって進んでください。正面に見える山は前にも紹介したことのある羽山(丸森富士)です。
羽入集会所を目印に羽山(丸森富士)を目指してくると廃車置場が見えてきます。トラクターも置いてありました。
道を行く人を見守る馬頭観世音碑
隣の山神の碑
羽山の麓にある火薬庫。
小さい頃近所のおじさんが、ここの火薬庫が爆発すれば山が吹っ飛ぶと聞いて夜も眠れなかったことを覚えています。
まさか立石に負けた羽山が用意したもの?
火薬庫を過ぎると、バス停のような看板が見えてきます。ピストルで撃ったのでしょうか?なんだか凹んでいます。
バランス感覚が必要です。落ちないように気をつけて!
ここから急坂になってきます。頑張って!
結構辛いです。
やっと、とうちゃ〜く!
しばらくすると立石の異様な姿が見えてきます。
機関紙「まるもり」には
「
日本一の道祖神
」として紹介されています。
うっ!で・でかい!!
しかし写真じゃ伝わらないですね。これじゃ5m位の高さにしか見えないですね。
下から見上げてみる。いまいち大きさが伝わりにくい(^^ゞ
立石周りの石。
立石があまりにも大きいためか、小さく感じます。それでもかなり大きい石です。
同じく立石周りの石。これらの石が立石を囲んでいます。
ここで高校生の頃、弥生式の土器の破片を発見しました。雨が降ってきたらこの中で雨宿りできます。
立石周りの石。遠くに見える川は内川。
整然と並んでいる巨石。
人工的な印象を受ける石組。正面は模様のある石。
立石に向いている祭壇石。
木を切る以前は、この祭壇石まで降りてくるのに一苦労でした。
なにか物をのせたのでしょうか?
バナナ?りんご?
霊峰蔵王山。手前は重なり石。
霊峰にふさわしい山です。
スキー場が見えます。しばらくスキー行ってないなぁ〜
立石の頭の上を飛行機が飛ぶ。
いやぁ空が青い!まさにスカイブルーです。ブルースカイ?どっちでもいいや!
松掛方面
源義家が松掛の大石目掛けて弓矢をうったという話が残っています。まぁ届くかどうかは別として、松掛の大石も相当でかいです。松掛の的石についてはこちら
立石のライバル、羽山。
下に見えるのは先ほど紹介した火薬庫。前回の喧嘩では立石に負けましたが今度は飛び道具の火薬をもってしまいました!羽山のリベンジなるか!!
羽山大権現
羽山大権現へ行く道です。
かなり岩が多いです。気をつけて!
頂上です。
ここでも雨宿りが出来ます。しかし自然の力というものはすごいです。芸術性を感じます。
喧嘩をしたのに羽山大権現の碑。
ホントは仲がいいんじゃない?
立石付近の巨石群
立石より約50m下ったところにも巨石群があります。
木を切る以前は、立石からほとんど見えませんでしたが、この巨石群の存在は、家にある古い写真で知っていました。
同じく巨石群。
超貴重!私の家にある立石の昔の写真
私の家に保存されていた立石の写真です。
自分と立石を比較してみました!
最後に写真じゃ立石の大きさがわからないと思うので、自分が立って比較してみました。
自分がちっぽけに見えます。
皆さん!斉理屋敷もいいけど立石もいいですよ!
行きかたは、まず羽入の集会所を目指して山側へ向かって進んでください。
立石を登ったあとは、羽山・小富士山登山、あるいは佐野製糸工女の墓・小富士山古墳・瑞雲寺・渓水寺参拝されることをお勧めします。
※地区外から来た方は「たちいし、たちいし」といっていますが正確には「
たていし
」です。
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