曹洞宗金龍山瑞雲寺

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宮城県丸森町にある曹洞宗のお寺、金龍山瑞雲寺です。

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仏事について

仏壇・位牌

お仏壇とは

お仏壇は、ただ単にご先祖さまをおまつりするだけの場所ではありません。私たちが仏教徒として生きる信仰実践のよりどころとなる場所なのです。

お仏壇の中は、仏さまのおいでになる世界、須弥山(しゅみせん)をあらわしており、中心に本尊さまがまつられています。

そうです、お寺の本堂と同じです。
お仏壇は「家庭の中のお寺」なのです。

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おまつりの仕方

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1.お仏壇の中心はお釈迦様です

私たち曹洞宗の本尊さまは、仏教の開祖である釈迦牟尼仏(お釈迦様)です。

お釈迦さまは、私たちのこの生命をどのように生きればよいのかをお示しくださいました。

お仏壇には、お釈迦さまをおまつりします。

基本的には、お釈迦さまだけでよいのですが、お釈迦さまと道元禅師さま、瑩山禅師さまの「一仏両祖」のお絵像をお掛けする場合には、中央にお掛けします。

すでに、木彫りや鋳造のお釈迦さまがおまつりしてある場合には、その後ろにお掛けします。

「一仏両祖」とは、本尊さまのお釈迦さま、大本山永平寺を開かれた高祖道元禅師さま、大本山総持寺を開かれた太祖瑩山禅師さまのことです。



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2.お位牌は上段の左右に

ご先祖様のお位牌は、お釈迦さまの左右におまつりし、古いお位牌は向かって右に、新しいお位牌は左におまつりします。親類、縁者のお位牌等がある場合には、この順におまつりします。

3.お供え物の位置は中段です

お供え物は、本尊さまやご先祖さま、故人が、“いますがごとく”お供えします。

お供え物は、五つのお供えが基本です。

香り(線香、お香)、灯明飲食(お霊膳、果物、菓子、嗜好品など)の五つです。ご飯に限らず、皆さんが召しあがる食事を、お供えしてください。

そして、お供えした物は無駄にしないように、いただけるものは皆で分け合っていただきましょう。また、いただきものをした時は、必ず一度、お仏壇にお供えするようにいたしましょう。

お茶やお水をお供えする器のことを、茶湯器(ちゃとうき)といい、中段の中央にお供えします。茶湯器が一つの場合、ご飯(お仏餉・読み:おぶつしょう)は、茶湯器の右横にお供えします。

茶湯器が二つの場合は、真ん中がお仏餉です。お菓子や果物は、高坏(たかつき)に盛りつけて、茶湯器の左右(逆の場合もある)にお供えします。

なお、お線香は煙をお供えするのではありません。

よい香りをお供えするのです。お線香の匂いが苦手という方は、他の香りのハーブ等を、おまいりごとにお供えしてもよいでしょう。

精霊簿(過去帳)は、見やすい位置に置くようにします。また、毎朝めくって、その日のページになるようにしてください。

4.下段には三具足を置きます

下段には、向かって左側より花立て香炉ロウソク立ての三具足(さんぐそく)を置きます。香炉にも表と裏があります。三本足の場合には、手前に一本の足がくるようにします。

5.おまいりの必要品は下段に整えます

日常、おまいりするために必要なリン(カネ)やお経本数珠等は下段、木魚は右に、リンを左に置きます。リンだけの場合は、右に置いてください。

また、お仏壇の中が手狭になった時は、前机を置くとよいでしょう。

以上、標準的なお仏壇のおまつりの仕方について紹介しました。

お仏壇の求める時期

亡くなった方もいないのにお仏壇を求めるのは縁起が悪いなどといわれていますが、それは全くの迷信に過ぎません。お仏壇を求める時期に特別なきまりはありません。

新しいお仏壇を迎えた場合

新しくお仏壇やお位牌、またお釈迦さまのお像や一仏両祖のお絵像をお迎えしましたら「開眼供養」を致します。

古いお仏壇やお位牌

古くなったお仏壇は「抜魂供養」し、瑞雲寺でお焚きあげを致します。
お位牌が多くなり、お仏壇が狭くなった場合は、「繰り出し位牌」や「合同牌」にしたり、「○○家先祖代々」にまとめることができますので、瑞雲寺にご相談下さい。

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おまいりのしかた

朝の洗面をすませたら、朝食前にご飯やお水、お茶をお供えし、お花のお水をかえて、おまいりします。

はじめに、姿勢を正し、お釈迦さまを仰ぎます。次に、呼吸を整え気持ちを落ちつかせます。これは坐禅に通じる作法です。

ロウソクに火を灯し、お線香に一本火をつけ、すこしおしいただいてお上げし、リンを三つ鳴らします。

まず、合掌して一度礼拝をします。
次に「南無釈迦牟尼仏」または「南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧」(なむきえぶつ なむきえほう なむきえそう)とお唱えします。唱え終わったら、もう一度合掌のまま礼拝して下さい。

お仏壇におまいりしましょう

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お仏壇は、その家に住んでいる人の心のよりどころです。

お子さんのいるご家庭では、小さいころから共におまいりする時間をもちたいものです。毎日のおまいりの積み重ねが、まごころに生きる姿勢を育むのです。

うれしいにつけ、悲しいにつけ、お仏壇のお釈迦さまにご報告をし、曹洞宗壇信徒として人生の指針が常にお釈迦さまの教えにある生活をいたしましょう。