鬼形山の鬼石 丸森町金山にある鬼形山(262.8m)
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鬼
形峰と小富士山♪と金山小学校の校歌で歌われる鬼形山。
鬼形山は金山地区でも一番高い山(262.8メートル)で、名前がおどろおどろしいがゆえに興味を持つ方が多いのも事実。鬼形山の語源は頂上にある鬼石という巨石です。その地名の語源となった鬼形山にある鬼石を探検してきました。
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伊具郡東根金山本郷 風土記御用書出
「一 名石 一つ 鬼形山 一 大石 長 四間 廻リ 四間 右ニ付由来相知不申候事」
とだけありました。大石の由来はわからないようです。
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角川「
宮城県地名大辞典
」
「おにがたやま 鬼形山 丸森町
伊具郡丸森町金山の南西部にある山名。標高262m。山名の由来は頂部に鬼石と呼ばれる花崗岩の大石塊があることによる。明治18年山麓に佐野理八が宮城県最初の機械製糸工場を設立。昭和12年の工場閉鎖まで当山の沢水を工業用水として利用。この沢水は昭和32年金山地区簡易水道の水源地となる」
地名辞典に載っている鬼石とは、おそらく風土記御用書出の金山の名石のことと思われます。実際、登って見ましたら鬼石らしき巨石がありましたので、写真に収めました。鬼に関する地名は鉄に関連するところに付けられると、読んだことがあります。
鬼形山近くの(1キロも無い)
小富士山
には、金山という地名の語源になった蛭田鉄山があります。もしかすると鉄との因果関係はあるかも知れません。たとえ無いにしても鬼形山はとても興味がある山です。
いざ鬼形山へ!
鬼形山へ行く道です。
近くにきれいな沢が流れています。水道が出来る前は金山の簡易水道として使用されていました。沢の名前は大沢川。佐野製糸場を建てるきっかけとなった川です。
丸太のある橋を渡ったら、行き止まりでした。久しぶりだったので道を忘れてしまいました(^^ゞ
引き返してもわからなかったので、強引に道なき道を登りました。
鬼形山中腹にある巨石。見晴らしは最高です。
巨石から眺めた金山の町並み。工場ができるなど金山もだいぶ変わりました。遠くに見える山々は阿武隈高地。
巨石から眺めた小富士山。いい形しています。まるでピラミッドのようです。
鬼形山の頂上にある国土地理院二等三角点。標高は262.8メートルです。
周りは木に囲まれて眺望はよくありません。
※以前三角点付近に銀色の丸い物体?あるいは風船?がありました。当時子供達の間ではだいぶ話題になっていたものですが、いったいあれはなんだったのか真相は未だにわかりません。ある人は、気象関係の風船だといったり、極端な話ではUFOかもしれないという人までおりました。UFOではないにしても、もしお分かりの方がおりましたら教えてください。
この巨石が鬼形の地名の語源となった鬼石です。石の上は平になっていて、たたみ約4畳位の広さ(もっと広いかもしれません)がありました。風土記御用書出の書かれた安永の頃(1780年ごろ)と全く変わらず鎮座していたかと思うと、時を越えた浪漫を感じます(石にとっては100年200年はたいした年月には感じないでしょうけど・・・)
なんだかごつごつしていますね。ごつごつしている所から鬼石という名称になったのでしょうか?真相はわかりません。
下から見たところです。
道なき道をひたすら歩く。
途中、巨石が所々にありましたが、眺めるだけで済ましました。ほとんど道は無いので到着する場所は、河原町観音堂であったり民家の近くであったりまちまちです。右側へ降りるとおえん平にぶつかります。
金山ふるさとかるたに見る鬼形山
「そびえたつ 鬼形山の 三角点」(金山ふるさとかるた)
登山道はありません。参考にならなくてすみませんm(__)m
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