鎌倉山 丸森町大内
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高
校生の頃から気になっていた鎌倉山、別名羽山。名称からして何かあると思わせる山です。大内の町から見ると結構目立って見えるので麓まで行くのは簡単だと思います。
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郷土の伝承
によりますと
「本村佐野の羽山は、二筋の川にはさまれて、其のなかに屹立してゐる。
両川は羽山を浸蝕して渓谷をつくり、北部に於て落合つてゐる。
羽山の頂上に羽山神社が祀られてゐる。五穀豊穣の神として尊崇されてゐる。眺望絶景にして風景亦賞すべきの地である。即ち太平洋に漁る人々はこの神社の森を目標として活動し、又海岸平野の人々は昔より陰暦六月十三日の夜箒火を見る時、其の年の豊作の吉兆であるといつてゐる。
西部の断崖は奇岩突兀たる中に、青松、楓葉を点綴し、深淵箱淵の水に対しこれなん洞合ひの絶景である。箱淵には龍神棲息し、旱天の折羽山の神に祈る時は龍神忽ち雲を呼び大雨を降らすと伝へてゐる。
絶壁の中に天空高く聳ゆる大盤状の奇岩は、人跡未到である。往昔天狗度々飛翔し来たりて相撲を取りたりといふ。これより人呼んで
天狗の相撲取場
と名づけてゐる。」
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羽山の里 佐野の今昔
によりますと
「大内のほぼ中央に地元でお羽山さんと呼ぶ、標高340メートルの山があります。本当の名称は“鎌倉山”と言い、昔はふもとの佐野、岩城、南平、東福田、黒佐野の人たちが講中で、旧暦の10月8日に羽山祀りを行っていました。」とあります。
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鎌倉山の名称は
源氏の武将、鎌倉権五郎景政(1189年ごろ、あるいは1050年前後といわれている)が付近一帯を治めていたことからつけられたといわれています。
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羽山の名称は
山頂に羽山神が祀られているため、羽山と呼ばれています。
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羽山神にはこのような言い伝えがあります。
「昔、亘理に心の優しい飯炊き女がいた。ある大凶作の年、飯炊き女が、日ごろ自分が蓄えてきた米、麦を村の人々に分け与えた。これで多くの村人が飢えをしのぐことができたが、自分の食べるものまで分け与えたので、女は死んでしまった。このとき、白い雲が降りてきて飯炊き女を乗せ、南の方に飛んでいった。村の人たちが追いかけていくと、大内の鎌倉山に下りたので、この山を羽山さまとして祀るようになった」
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ハヤマ信仰は
ハヤマ信仰は山形県上山市の葉山が根源で修験・山伏たちによって東北各地に広められ、特に宮城、福島、山形に顕著に見られます。羽山、葉山、端山、麓山、早馬、飛山などの文字が当てられ、奥山に対する端の山の意味で用いられているといわれます。
遠くからでも目立つ山
独立して男らしく見える鎌倉山。別名羽山とも言います。山容がとても美しい。
佐野登山口
鎌倉山登山道の目印となる、神社です。この神社の脇の道路を行けばわかりやすいです。
神社横の道路の看板。
鎌倉山(羽山)登山口にはイノシシよけの高電圧電線があるので感電しないよう注意して下さい。
落葉、落葉、落葉
博打石の看板。
その名のとおり、石の上で博打をしていた方がいたそうです。こんな山奥まで来て博打をしなくてもと思った自分がいました。
南平登山口
今度は南平の登山口から登ってみました。赤い鳥居が目印です。
近くには大きな鉄塔が立っています。
矢印の通りお進みください。
鎌倉山登山は紅葉の時期がおすすめです。
途中にあった大きな石。
ロープを伝って岩場を抜ける場所があります。怪我をしないよう気をつけてください。
黒佐野登山口
鳥居が新しい黒佐野登山口。
羽山神社の額
ハイジが出てきそうな牧草地。
矢印の通りお進み下さい。
途中大きな石を見ることができます。
右側を行きたい所ですが、左へお進み下さい。
しばらくすると登山道が見えてきます。
つきあたり右が佐野登山口。左が鎌倉山頂上です。
まもなく頂上です!
鎌倉山(羽山)頂上
鎌倉山山頂です。標高は340メートル。
鎌倉山(羽山)の頂上の鳥居。
本殿。柱や瓦はヘリで運んだのでしょうか?
左に見える山は鹿狼山と太平洋。うーん気持ちがいい!
天狗の相撲取り場
天狗の相撲取り場ってなんだろう? 「え」がいいですね。
空を飛ぶことが出来た天狗だからこそ相撲が取れたという岩場。なるほどうまいネーミングですね。
天狗の相撲取り場で坐禅体験!
ついでに持ってきた法螺貝も吹いてみました。
岩と岩の間からの風景。
キリンレモンのビンを発見!ビンで飲む炭酸っておいしかったなぁ〜。
とても素晴らしい紅葉です。
ちなみにこちらは新緑の季節の写真。
遠くに見えるは、蔵王山。手前は次郎太郎山。
黒佐野方面。
黒佐野より見た鎌倉山(羽山)
紅葉の季節はとても素晴らしいので是非登山してみてはいかがでしょうか?
ミニチュアライズ機能を使って撮影してみました!
あまり使うことの無いミニチュアライズ機能を使って撮影してみました。
黒佐野方面。
国道113号線、大内中学校方面。
この時期の風景も最高ですね。
鎌倉山の古い写真
まるもりふるさと館にて展示されている「大内村勢要覧」に、鎌倉山の古い写真がありました。
赤い矢印が鎌倉山です。砂埃をあげて砂利道を走るボンネットバスに時代を感じさせる写真です。
大内の青葉に行く途中に鎌倉山(羽山)があります。
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