北向地蔵 角田市西根
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西
根の道を車で走っていましたら磨崖仏の説明板があり、下を見ましたら大きな石にお地蔵様が彫られているのを見つけました。
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看板の説明によりますと
この磨崖仏は線彫で、像の高さ1メートルの地蔵菩薩です。剃髪で白毫(びゃくごう)をつけ、合掌しているお姿です。頭光背は輪形で蓮弁の台座に立っておられます。
また岩肌には、享保十二(約三百年前・1727年)丁未(いのとひつじ)季黄梅日 願主了愚 と三行の刻字があります。
土地の人たちは、地蔵尊が北を向いていることから
北向地蔵
と呼び、また
琵琶地蔵
とも呼んでいます。琵琶地蔵については、享保年間この近くに一人の法師が庵を結んで修行し、また琵琶を弾じていたと言い伝えられています。この琵琶法師と願主の了愚が同一人物であるという確証はありませんが、琵琶法師の住んでいた時期と、磨崖仏の政策された時期が同じであることから、願主の了愚と琵琶法師は、同一人物であろうと推測できます。
磨崖仏の下の小さな祠に、地蔵尊が祀られていますが、この地蔵尊は琵琶法師の庵の近くにあったものを、移したものだということです。以前この辺りは、
馬一頭がようやく通れる位狭い山道の上、一方は沢で通行の難所で往時の人々はこの地蔵尊に、通行の無事を祈願して歩いた
と言われています。
なぜ、現在の道路の下にお地蔵様が彫られているのか疑問に思っていたのですが、看板の説明を読んで理解することができました。
磨崖仏の説明板。
北向地蔵の前を流れる綺麗な沢。沢の左側が当時の道(笹森旧道)だろうと思われます。
この写真は、道路の上から撮影しました。北向地蔵の巨石へ行くには沢を渡って行かなければなりません。
とても穏やかな表情のお地蔵様。丸い光背に蓮弁に乗って合掌しておられます。
朽ち果てようとしている木。
お地蔵様と祠。お地蔵様は琵琶法師の庵にあったのを移したものであるということです。
河原の石にダルマさん?
北向地蔵の巨石と自分。
旧道を通った人々は、ここの水を飲んで喉をうるおしたことでしょう。
道の脇に北向地蔵の説明板があるのでわかりやすいかと思います。
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