お斗蔵さん 角田市
ホーム
きっかけ
巨石探訪
石碑巡礼
伊具の不思議
旅で出会った石
リンク
瑞雲寺HPへ
角
田の霊峰・斗蔵山。伊具地区では通称「お斗蔵さん」と呼んでいます。
●
風土記御用書出小田のページによりますと
「斗蔵坂 一 硯石 高二尺 廻り八尺 右ハ斗蔵山観音御硯石と申伝候事」
とありました。どんな石なのか霊峰斗蔵山を登山してきました。
霊場お斗蔵山案内
霊地お斗蔵山は第五十一代平城天皇の大同二年(西暦八○七年)に弘法大師の開山と伝えられるが、斗蔵山上に初めて観世音を勧請し御堂を建立したのが将軍坂上田村麻呂であるとは確実な史実のようである。
万治三年(西暦一六六○年)野火にあい全山悉く灰燼に帰したが秘仏のみ辛うじて時の寺僧によって救出された。
この秘仏は青銅製千手観音懸仏座像径四九厘背面に延慶三年(西暦一三一○年)五月墨書名がある。
寛文三年(西暦一六六三年)角田領主第二十七代石川宗敬、観音堂及び寺を再建したが明和八年再び火災に合う現在の建物は其の後に建てられたものである。
斗蔵山は(標高二三八米)樫の原生林・杉の老木が生い茂り学術参考林として保護されている。
お斗蔵山を廻る名所旧跡
経塚・三十三観音・独古石・観音大士の硯石・天狗の角力場・山王沢不動・屏風岩・天神瀧・
割石
・どだいら山・
鍋森山
・大森山等がある。
昭和三十九年三月 角田■建立
斗蔵山裏参道スタート
斗蔵山裏参道登り口。石碑が立ち並んでいるさまは、霊山の登山口にふさわしく思います。
登り口左側にある地蔵堂。
地蔵堂と石碑群。
地蔵堂左横にある聖観音堂。かつて元禄14年(1701年)の銘がある鰐口がありました。
石碑群横の道を歩いていきます。
風土記御用書出にある観音大士の硯石。11丁目付近にあります。木の後ろにはイノシシよけの電気柵があるので気をつけて下さい。
なぜ観音様の硯石なのかはわかりませんが、頂上の観音堂に千手観音様が祀られているからだと思われます。
落葉のある静かな道を歩く。
ここが五丁目。参道に一丁(100m)ごとに立てられたそうですが、無くなったのも多いようです。登山道は13丁(1.3km)あります。
屏風石。名前が屏風になった理由はわかりませんでした。昔に比べて屏風を使わなくなった今、石の名前だけがずっと残っていくのだろうなぁと感慨にふける。
ロゼッタストーンのような印象を受ける「読めそうで読めない」古碑。少しは読めるかと思いましたが読めませんでした。
この古碑は屏風石の隣にあります。斗蔵山登山される機会がありましたら、読めるかどうか挑戦されてはいかがでしょうか?
「そもそも人に世は・・・」で始まる仙台藩の国学者安保田光則の名があるといわれていますが、見つけられませんでした。
石碑に彫られていた
伊具
という文字。かろうじて読むことができました。
斗蔵山駐車場からスタート(※ここで裏参道と合流します)
斗蔵山
斗蔵山(標高238m)は、地元では、「おとくらさん」の愛称で親しまれている霊峰で、奥州三十三観音四番札所並びに伊具三十三観音四番札所とされ、県内外から深い信仰を集めています。
斗蔵山には太平洋側の北限とされているウラジロガシの群生林があり、学術参考林に指定されているほか、ナラ、ブナ等が豊富で、風致保安林の指定を受けるなど自然の宝庫となっています。
また一帯は「斗蔵野鳥の森」としてバードウォッチングに絶好の場所としても知られ、シジュウカラ、モズ、ホオジロなどの野鳥のさえずりが聞こえてきます。
山頂には、大同二年(八○七)に坂上田村麻呂が建立したと伝えられる斗蔵寺観音堂、弘法大師が「紫雲天にたなびき奥州無二の霊地なり」と賛美したと言われる斗蔵神社があります。
斗蔵山駐車場にあった看板。色々な野鳥を見ることができます。斗蔵山はバードウォッチングに最高な場所ですね。
手すりのついた登りやすい石段がありました。全部で105段。108段にすればいいのにと思う自分がいました。
石段から見えた角田の風景。今日はちょっと雲が多いようです。
風情のある石段。全部で58段。後もう少しです。
天狗の道・さえずりの道・かしの道・霊験の道など色々なコースがあります。
斗蔵神社
斗蔵神社。現在の社殿は万治元年(1658)野火で観音堂とともに焼失し、その後再建されたものだそうです。「鎮守の森から」を参考
弘法大師が「紫雲天にたなびき 奥州無二の聖地なり」と賛美したと言われています。
斗蔵寺観音堂
大同二年(八○七)に坂上田村麻呂が建立したと伝えられる、斗蔵寺観音堂。
台湾の道教寺院を思わせる入口。
角田市を代表する民謡「えんころ節」の碑。斗蔵神社山門前にありました。
梵鐘を突いて、下山しました。
特徴のある山容なので、すぐにわかると思います。
ホーム
きっかけ
巨石探訪
石碑巡礼
伊具の不思議
旅で出会った石
リンク
瑞雲寺HPへ