牛石 丸森町耕野
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昔
は農耕用に利用されていた牛、現在は農機具に取って変わってしまいましたが、丸森町にはまだたくさんの牛が暮らしています。町内の地名にも牛に関する所が、丸森牛子、大内丑ノ町、舘矢間牛田、耕野牛石などがあります。そのなかでも一番気になるのが耕野の牛石。牛石のいわれを調べてみました。
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牛石の伝説(機関紙:「まるもり」1997年1月号)
『時は昔、信濃の国の有名な神様、諏訪大明神のご利益にあやかろうと分霊が盛んに行われたそうな。
「おらホの村でもお諏訪様をお迎えすっぺい」つう事になり、代表が信濃におもむき、大きな雄牛の背に神様の分身をお乗せして、耕野の協栄地区、一ツ森の坂を通りかかった。
その時
、坂の下の方から雌牛♀の「
モゥ〜
♥
」という悩ましい問いかけが・・・
雄牛君♂「
モーたまらん
」とばかりに声の方に駆け出した。あまりに勢いよく走り出したため、背中のお諏訪様が転がり落ちたとたんアラ不思議、雄牛はその場で石になっちまったとさ』
現在は雌牛が問いかけた「
問場
」、落ちたお諏訪様を祀った「
明神
」とともに字名になっているそうです。
そんな伝説がある耕野の牛石に行ってきました。
牛石探索開始!
耕野の道は難しい!やっと牛石を発見。
牛君、男として君の気持ちは痛いほどわかる!だけど、お諏訪さんを落としちゃダメだよ!
でも、そんな正直な牛君が大好きだ。(牛石の大きさ、全長:約5.5m、高さ:約2.3m、幅:約2.0m)
牛石の後ろ姿。
昔よりだいぶ土に埋まってしまったようです。
なかなか男前じゃないか。きみ!
雪が降ってきました。
牛君耐えるんだ〜!
牛石近くにあった牛魂碑。
この地区は牛飼い農家が多く、この場所に牛魂碑を建てて毎年牛魂祭を行っています。
今でも、牛が逃げると問場に向かうといわれており、もし牛がいなくなったら問場を捜すといいみたいです。。
角を描いてみました。背中のカーブがなんともいえないくらいいい味をだしています。正に牛石。
木でできた案内表示板があちこちにあるので、矢印の通りに進んで行けば見つかります。
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