旧旗巻街道を歩く
その1

 ホーム きっかけ 巨石探訪 石碑巡礼 伊具の不思議 旅で出会った石 リンク 瑞雲寺HPへ
年2018年は、戊辰戦争が終わって150年、一つの節目となる年にあたります。現在はのどかな雰囲気の旧旗巻峠ですが、かつては戦いがあった場所なのです。

旧旗巻峠は藩政時代、仙台藩と相馬藩との藩境、明治以降は宮城県と福島県の県境となっております。峠の付近は、戊辰戦争の時、明治新政府軍と幕府軍とが戦った所で、仙台藩が最後に抵抗した所でもあります。

古戦場跡として整備してある場所内に旧道の峠があり、かつては青葉(※宮城県)と相馬(※福島県)をつなぐ道でありました。昭和7年の不況の時に、青葉・初野の農民救済の事業として、今の道路(※県道228号線)が造られ、古戦場付近の旧道は新道より外れ廃れてしまいました。(※知られざる戊辰123史参照)

昭和9年に廃道になり今年で84年、旧旗巻街道を歩くにあたり、大内青葉地区の方に道の状況を聞いてみましたが「今はどうなっているかわからない」とのこと。

この地で亡くなられた方々の冥福を兼ね、昭和9年に廃道となった旧旗巻街道を探索してきました。

「知られざる戊辰123史」
まずは「知られざる戊辰123史」を読んでから、旗巻古戦場に向かいました。
旗巻古戦場
旗巻古戦場にある観光案内板
歴史案内では旗巻の由来が詳しく書いてありました。
この案内板には今回の目的である旧旗巻街道が描かれています。
図を見る限りでは、簡単に行けそうな感じがします。
保勝会の皆様方によって、綺麗に整備されている古戦場跡。
明治戊辰戦死者供養碑
旗巻古戦場之碑
北砲台跡にある建物
南砲台跡
旧旗巻街道の探索
旗巻街道の相馬側は、昭和9年に廃道になって以来、誰も歩いていないということで上空の画像から想像して、道を予想してみました。

黄色の破線は自分が予想した道
歩く人を見守ったであろう馬頭観世音碑
旧道旗巻峠 昭和9年に廃道
昔の峠道を感じさせる旧旗巻峠
この雰囲気だけでも往時を偲ぶことができます。
落ち葉を踏む音が心地良いです。
峠より下った所にある池
池の横にある旗巻街道跡の案内板
旗巻街道跡の案内板
右の道を進んでみる
とりあえず右の道を進み、沢を探してみました。
南砲台上り口に着いてしまいました。
池から流れる沢
今度は左の道を進んでみる
おそらく案内板にある沢の左岸の道はこちらだと思われます。
トゲトゲの植物がたくさん生えていて進みずらいですが何とか歩けます。
だんだん心細くなってくる道
何となく消えてしまいそうな予感
木が倒れている先を確認したところ、道が途切れてしまいましたので引き返しました。
沢沿いの道を進むも残念ながら途切れてしまいました。
本当はここでやめておけばよかったのですが、今度は相馬側から登ってみました。
Mapion
その2に続きます。
 ホーム きっかけ 巨石探訪 石碑巡礼 伊具の不思議 旅で出会った石 リンク 瑞雲寺HPへ