自転車中部日本巨石巡りの旅 後編
自転車中部日本巨石巡りの旅 後編

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それでは自転車中部日本巨石巡りの旅 後編をお楽しみください。
第4日目 高山から乗鞍スカイライン経由して松本へ
乗鞍スカイライン(車道日本最高所、標高2702m)を自転車で走るために、朝7時半に出発。早速坂が始まり気がめいりました。この写真は途中にあった見事な庚申供養碑。庚申供養碑についてはこちら
坂で疲れるので途中途中風景の写真を撮りながら進みました。それにしても背中のザックが重い!
坂の途中に大きな石と水を飲むところがあったので、水分補給のために立ち止まりました。狸の置物がいい雰囲気を出しています。
平湯峠(標高1684m)の石碑前で記念撮影。峠といってもこれからが始まりです。正直言うとここで自転車を降りたかったです(へたれですみません)
ここからが乗鞍スカイライン。延長14.4km、私の頭の中では、実家のある丸森から角田までかな・・・と単純に計算。スカイラインはずっと坂だったので計算どおりにいきませんでした。
急に雨が降ってきたので、トイレのあるところで一時休憩。いつまでもトイレにいてもしょうがないので、思い切って出発しました。この雨の中を出発するときの判断が難しい。
2003年よりマイカー規制のため、乗鞍スカイラインは車で行くことが出来ません。スカイラインを走るには、バス・タクシー・自転車のいずれかです。私は自転車で走ることを選びました。
マイカー規制のため、ほとんど車が通りませんので立ち止まってはきれいな風景を写真に収めました。
自分が進んできた道を振り返る。こんな標高の高いところまでよく、道路を作ったものです。道路を作る苦労に比べれば自転車で走行することは、何て楽なことだと自分に言い聞かせて走りました。
森林限界線を越えて、自転車を止めてみました。音のしないというのはこういうことなんだと乗鞍スカイラインを走って思いました。本当に貴重な体験でした。
特徴のある山。だんだん道が平坦になってきました。畳平まであともう少し。
標高2702mの畳平に到着。
畳平バスターミナル。自転車で着いた頃には観光客はあまりいませんでした。今度はもっと早い時間に来たいものです。
お土産屋さんの前にて
2702mの畳平は寒い。
とても幻想的な湖・鶴ヶ池。
長野県松本目指して今度は下りです。
龍のような道を下ります。このような風景を見ると、本当にきてよかったと思いました。
夏でもまだ雪が残っています。
ヘアピンカーブ。
本に入り、荷物を積んだ日本一周していると思われる方が、余裕で私を抜いて行きました。全国にはすごい人もいるものだと、興味津々で後ろをついて行きました。猛スピードでついていったおかげで何とか松本市内に着くことが出来ました。日本一周の方に感謝!やっぱり目標があるというのはいいですね。無事に松本市内に着いたのは良かったのですが、本日泊まる予定の健康ランドに電話をしたところ全然つながりません。なんだかいやな感じがしましたが、とにかく健康ランドへ行ってみました。やっと到着してみたものの、健康ランドは廃墟と化していました。松本市内にはユースはあることにはあるのですが、かなり遠いので却下。冷静に周りを見回して見たら漫画喫茶があるではないですか!わらにもすがる思いで、漫画喫茶のお姉さんに泊まれるかどうか聞きましたら、泊まれるとのことで思わず「やった!」と言ってしまいました。そのあとシャワーで一日の疲れを取り明日に備え早めに寝ることにしました。

走行距離113.68km
第5日目 松本からビーナスライン経由して諏訪湖へ
漫画喫茶を朝早く出発して、市内のコンビニへ食料を買いに行きましたら、昨日私を追い抜いた自転車がありました。私は迷わずその方に声をかけて自転車の写真を撮影させて頂きました。しかしすごい装備です。バッグはオルトリーブ社製、私はもとより日本一周する方にとっては欲しい一品です。
自転車の装備の話になり、バッグの中には何が入っているのですか?と興味津々で聞きましたら、「何もないですよ」との答え。「何も入っていないってどういうことですか?」と聞きましたら、1泊2日で買い物にきたとのこと、やっぱり全国はひろいな〜と思いました。
林道美ヶ原線始点付近にあった石碑。こういう風景が大好きです。
狭い道路をがんがん進んで行く。
やっと平坦になり美鈴湖へ到着(標高1000m)。湖を見ていたら、なんとなく休みたくなってきました。
松本市内を眼下に見下ろす。ここで休みたいと思う気持ちを抑えて美ヶ原高原を目指して出発。
やっと武石峠茶屋跡(標高1830m)に到着。昔、この峠に茶屋があったそうです。
なくなりかけていたボトルに水分を補給。水が冷たくてとてもおいしい!
気を取り直して美ヶ原を目指して登る。
美ヶ原高原牧場の風景。私はこの風景が見たくて旅に来たようなものです。これだけでも自転車の旅の目的が達成されました!山っていいなぁ!
美ヶ原自然保護センター。センター内でうどんを注文。そのあと、センターの方に遊歩道を自転車で行けるかどうかを聞きましたら、押して歩くのであればOKとのことでした。
美ヶ原の遊歩道を自転車を押して進む。遊歩道なので自転車には乗らないで欲しいとのこと。自転車に乗ると砂利道のためにお尻が痛くなります。
美ヶ原の雄大な風景。小さく見える建物は美ヶ原自然保護センターです。
美ヶ原高原王ヶ頭(標高2034m)。頂上には各テレビ局の塔が立ち並んでいました。
八ヶ岳中信高原国立公園美ヶ原高原。本当に2000mの素晴らしい高原です。
高原の遊歩道を牛を見ながら歩く。とてもすがすがしい。
美しの塔。記念に鐘を鳴らしてきました。この鐘は高原が霧に覆われた時に、位置を知らせるために建てられたそうです。
空がとても綺麗!
もっと美ヶ原を散策をしたかったのですが、先が長いので美ヶ原高原の風景をしっかり記憶にとどめて、次の目的地和田峠を目指しました。
どんどん下ります。あまり下りすぎて、道が間違っているのではないかと不安になり、何度か地図を確認しました。
どこで降りて撮影したか忘れてしまいましたが雄大な風景でした。
黒曜石の産地である和田峠。付近の石を調査しましたが、黒曜石らしき石を見つけることが出来ませんでした。残念!
遠くに見えるのは諏訪湖。本日の宿は諏訪湖近くのユースに決定しました。
本日のお宿、諏訪湖ユーペンハウス。ちょっと熱めの温泉がグッド!!とてもおしゃれなユースでした。
日、私を余裕で追い抜いていった方に偶然松本市内のコンビニで出会いました。「自転車で旅をしている人の写真を撮るのがとても好きなので、一枚撮らせて欲しいのですが・・・」と申し出たら、快くOKの返事、早速撮らせて頂きました。こういう出会いもいいものですね。ビーナスラインは登りは大変ですが、高原に入ると風景が一変!牛がのんびりと草を食べている風景・空の青さ!本当に自転車で行ってよかったです。

走行距離70.79km
第6日目 諏訪湖から麦草峠を越えて中込へ
雄大な八ヶ岳の風景。
清冽な水の流れ。
メルヘン街道はヘアピンカーブが多いものの、坂が緩やかなので乗鞍やビーナスラインに比べて上りやすかったです。
坂が緩やかだと書きましたが、やっぱり疲れます。どこがメルヘンなんだと、ぶつぶつ文句をいいながら登りました。写真撮影地は標高2100m地点。
麦草峠の看板が見えてきました。やっぱり峠はやめられませんね。
やった〜!麦草峠、標高2127m!太陽がまぶしい!
八千穂高原より浅間山を望む。
中込にあった神社
神社境内にあった道祖神。とても仲が良さそうです。
神社裏にあった巨石の上に乗っかっている祠。
内山峡の奇岩。
頂上に鳥居が見えます。今度来るときは頂上まで登りたいものです。
肬水神社参拝。
巨石と巨石の間の木の階段。
何十メートルあるかわかりませんが、かなり大きな岩です。
佐久イン清水屋旅館。駅がすぐ近くで輪行するのにも便利な所にあります。旅館の主人はバイクを乗る方で、旅人の気持ちがわかる人でした。
ースを8時に出発。朝、起きましたら左足の付け根が痛くて止めようと思いましたが、後で後悔するのは嫌なので行けるところまで行こうと思いました。市内は通勤の車のラッシュで、町を抜けるのに一時間以上もかかってしまいました。しばらく乗っていると、脚の付け根の痛みもやわらぎ順調に進むことができ一安心。坂がきつくて自転車を押して歩くと脚の付け根が痛くなりそうでしたので、なるべくペダルを漕いで麦草峠を目指しました。お昼ごろ念願であった麦草峠を越えることができて感無量。麦草峠を下った後は市内を散策。寄り道したところに内山峡があり、色々な石を楽しく見学。その後中込駅近くの清水屋に到着。ここで自転車中部日本巨石巡りの旅を無事に終了することができました。

走行距離91.58km
最終日 中込から東京経由して実家の丸森へ
、旅館で自転車をばらし中込駅より列車で実家のある丸森に帰りました。
今回の旅は以前と比べて短い期間でした。山・山・山の連続でとても疲れましたが雄大な風景を見たらまた行きたくなるのが自転車の魅力ですね。機会があれば自転車にこだわらずレンタカーを借りて行ってみたいものです。

総日数6日 全行程503.7km 船1泊 ユースホステル3泊 漫画喫茶1泊 ビジネスホテル1泊
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