霊山(りょうぜん) 福島県伊達市霊山町
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か
つて、霊山と丸森の筆甫とは山道を通して交流がありました。古の修験者は不動明王堂前を通って霊山寺を往復したといわれています。その証拠に、
筆甫の七坊
というのがあり「延元二年(1337年)北畠顕家が義良親王を伴って霊山城に立てこもった時、霊山の学習坊として、
漆坊
(うるしぼう)・
請願坊
(じょうがんぼう)・
向坊
(むかいぼう)・
中坊
(なかぼう)・
若狭坊
(わかさぼう)・
松ヶ坊
(まつがぼう)・
欄坊
(らんぼう)の七坊が置かれた。現在も残っている地名はその坊跡である」(ふるさとの伝説より抜粋)ちなみに筆甫の七坊のうち松ヶ坊は現在ダムの名前、漆坊は地名として残っています。
地名の他、伝説を調べていくと霊山と筆甫との交流をうかがわせるものがあります。それは、旅のお坊様が石にお経を封じ込めた
経石
の伝説であったり、
笹ノ峠の送り狼
の伝説であったり等、探せばまだまだ出てきそうな雰囲気は筆甫にはあります。
現在、霊山と筆甫の間には県道45号線がいつ開通するかの問題があります。大正15年の道路着工から約八十数年経った今でも開通の見込みはありません。おそらく、これからも開通の見込みは無いように思われます。なぜなら丸森町に住んでいて県道45号線の話は一度も聞いたことが無いからです。(参考
笹ノ峠の巨石
県道45号線の山神
)
それでも県道45号線の開通の希望は持ちたいと思います。その根拠として、筆甫側は、砂利道ながらも笹ノ峠まで車(車高が低い車は無理)で行くことができます。問題は、霊山側で笹ノ峠より下の区間が笹で繁茂していて道が無い状況です。何とか砂利を敷いて通れるようにしてもらえれば車高の低い乗用車は無理でも、ジムニーやオフロードバイク・軽トラが通れる、オフロード専用道にしたら別な意味で有名になるのではないかと思います。(ユニークな道路の例:青森県竜飛の階段国道・石川県羽咋市なぎさのドライブウェイ等)
霊山入口
霊山入口。
表示板は錆びてわかりずらいですが、車両進入禁止です。
筆甫のイボ石と一緒の石質です。参考までに・・・
山津見神社
イボ石
鍛冶小屋岩
昔ここで鍛冶をしたのでしょうか?由来が書いてあるとさらに良いと思います。
登山者が使用した木の杖
宝寿台
おめでたい名前の宝寿台はこちらです。
宝寿台
眼下には
霊山こどもの村
の全体を見ることができます。子供の頃何度か遊びに来ました。遊園地といえば霊山こどもの村でしたね。
自分が子供の頃、こどもの村の背後にそびえるゴツゴツした霊山に威厳を感じました。
見下し岩
霊山には、こんな感じのハシゴが何カ所かあります。
見下し岩。宝寿台同様、こどもの村やまわりの景色を楽しむ事ができます。
巨石で有名な
虎捕山
・
花塚山
も見えますよ!
国司沢
国司沢からの眺め。
まさに霊山といった景観です。
甲岩
甲岩入口に沿って進んでみました。
甲岩?
岩が迫る道を歩く
天狗の相撲取場
命がいくつあっても足りない天狗の相撲取場
霊山と交流があった丸森にも天狗の相撲取場があります。
岩岳の天狗の相撲取場
鎌倉山の天狗の相撲取場
優勝者がいるということは、負けた方は落ちたのでしょうか?まるで魁!!男塾の世界を見るような相撲取場です。
魁!!男塾より
地獄相撲・・・地上15メートルの高さに土俵を作り、そこで生死を賭けて戦う凄まじいものであった。
護摩壇入口
絶景とスリルを楽しんで下さい。
護摩壇入口の案内板
面白い岩。左端の石は、絶妙なバランスを保っています。
親不知子不知
「親不知・子不知」こういう地名のあるところは、険しい所が多いように感じます。
道の脇には落下防止の為の鎖がありました。
護摩壇
ここで護摩を焚いたのでしょうか?
くぐることのできるる岩って何となく楽しいですね。
護摩壇からの眺め
今度来る時は、法螺貝を持ってきたいところです。
国司館跡(霊山城跡)
国司館跡(霊山城跡)
今日は寒い為か誰もいませんでした。
紫明峰。名前が素敵です。
東物見岩
最高峰の東物見岩。海抜825メートル。
東物見岩からの眺め
仙人水
ここで湧き出る水は貴重なものであったと思います。このような状態ですので、飲みませんでした。
学問岩
学問岩
仏教を学ぶ館があったのかもしれません。
学問岩
天の釣舟入口
天の釣舟・・・なんとロマンのある名前なんだろう。
蟻の戸渡り
蟻の戸渡り
蟻のように渡って下さい。
なんといったらよいのか表現に困る岩
五百羅漢岩
霊山には、仏教に関する名前の岩がたくさんあります。五百羅漢岩もその一つ。
弘法突貫岩
ここは、天台宗の寺院があったところと伝えられていますが、なぜか真言宗を開かれた弘法大師の名前の岩があります。
突貫工事の跡?
石と石の間を通ります。
石の上に石が乗っている奇岩。
日暮岩
日暮岩だけに、日暮れの時間が近づいてきました。
スリルあふれるハシゴがかけられています。
大山祇神社
大山祇神社。おおやまづみと読みます。
最後に
行けない岩もあったのでもう一度訪ねてみたいと思います。(※写真は入口付近にあるトイレと廃墟)
霊山は気軽に登ることのできる山ですが、危険な所が多いので気をつけて下さい。
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